SWOT分析について

SWOT分析について

経営分析のフレームワーク

フレームワークとは、考え方の枠組みという意味であり、経営分析を進めるにあたり一般的な枠組みの一つとしてSWOT分析があります。
SWOTとは強みや弱みなどの英単語の頭文字であり、「スウォット」や「スワット」「エスダブリューオーティ」のように読みます。

このフレームワークを使って経営分析を行うことで分析の漏れを防ぎ、効果的な経営戦略を検討することができます。

経営計画に方向性を持たせる

経営計画は、単に利益計画や予算を作ることや過去の延長ではなく、現在の会社や時代の流れに合わせて方向付けをすることが重要です。

順風満帆に経営を進めるためには、自社の船や帆に合わせて、時代の風を読み取り、経営計画に方向付けをしていくことが必要となります。

下図のように「自社の船や帆を良く知ること」と、「時代の風(波)を読み取ること」の2つの視点で分析をします。
自社の船や帆を良く知ることを「内部環境分析」と呼び、時代の風(波)を読み取ることを「外部環境分析」と呼びます。
次に内部と外部の分析結果を考慮して、次の一手である経営戦略を検討します。
このような分析結果に基づくことで、差別化やビジネスチャンス、脅威対策などを盛り込んだ経営計画を策定することができます。

キャッシュフロー経営計画では、より効果的にキャッシュフローを獲得するために、中長期の視点で戦略的な計画を検討していきます。
自社の戦略的な分野を検討し、経営者として時間・金・人員を投資していくことが重要な判断となります。

※モバイルやスマートフォンの場合は、上記の図が小さく表示される可能性があります。
 その場合は画面を横にしてご覧ください。

SWOT分析の内部環境分析では、競合とターゲットを意識する

SWOT分析を次の経営計画を考えるための材料とするためには、自己満足ではなく、客観的に分析することが必要です。
特に内部環境分析では、単に自分たちの思い込みで強み・弱みを挙げるだけでは不十分です。
競合企業と比較して、お客様の視点に立って考えた場合に、強みと言えること弱みとなっていることを挙げていきます。
具体的な事例や事実関係のデータがあると強み弱みの裏付けとなり、良い内部環境分析となります。

下図は3C分析の概念図となりますが、この図のように自社とターゲットと競合の3つ視点を意識的に盛り込んで強みと弱みを検討していくことが重要です。

SWOT分析で分析項目例について

SWOT分析では、下図のようにSWOTの各項目に分けて分析していきます。経営計画に役立てる項目を検討するために、強み弱みではお客様の視点で客観的に営業・製造などバリューチェーンの機能のそれぞれを分析していきます。
外部環境の機会や脅威の分析については、ビジネスチャンスとなる変化や市場環境の変化に着目し、政治・経済・社会・技術などを分析していきます。

SWOT分析から戦略案を出し、経営計画に盛り込む

SWOT分析を実施した後は、分析結果から次の戦略案を導き出します。
具体的には下図のように、「強み」と「機会」を組み合わせた「積極的攻勢を仕掛ける戦略案」と、「弱み」と「脅威」が重なるため「致命傷にならないようにするための対応策」を検討します。

キャッシュフロー経営計画において、重要なのは中長期の視点で戦略的に投資する分野となる「積極的攻勢を仕掛ける戦略案」出すことです。
この戦略案が出せるまで検討していくべきですが、現実には難しいこともあります。
このような場合には、機会をつかむためには自社に何が足りないのか、といった視点で強みを育成することを戦略案にすることもあります。

このような検討プロセスを経てSWOT分析から複数の戦略案や対応策を出します。
ここで出された戦略案などからキャッシュフロー経営計画に盛り込む戦略を判断していきます。
全ての戦略案を計画に盛り込むと計画項目が多くなってしまう場合がありますので、何を重点的に取り組み経営資源を投下するのかを判断することが必要です。

SWOT分析検討シートのダウンロード

SWOT分析を実践するためのワークシートを公開しています。
一般的なSWOT分析では、自社の競合やターゲットを記述する項目はありませんが、当シートには一枚に盛り込んであります。
自社の競合を具体的にイメージして、何社かピックアップして記述してください。
その後に、SWOT分析の各項目について検討して記述していきます。
最後に当ページで説明したように「積極的攻勢を仕掛ける戦略案」を一番下の枠に記述していきます。弱みと脅威が重なっており対応策が必要な場合は、対応策も一番下枠に記述してください。

ダウンロードを希望される方は、下記のフォームに必要事項を記載してください。