KPIを使って経営を管理する

KPIを使って経営を管理する

キャッシュフロー経営ではキャッシュフローを改善するために、中長期の経営計画を立案します。この経営計画を具体的に進めていくことでキャッシュフローが改善していきます。ついては、経営計画の進捗度合いを定期的に把握することが必要です。このような定期的に経営管理をする際に利用されるのがKPIと呼ばれる指標です。KPIとは、Key Paformance Indicatarという英語の略称であり、重要業績管指標と訳されます。

例えば、食品製造業の経営計画において、新商品における売上高を増やしたいと計画したい場合を考えてみましょう。売上高を増やすためには、具体的にどのような活動を定期的に把握すると良いでしょうか。一つの方法は、営業担当者が流通業の仕入れ担当者などに提案することかもしれません。もう一つの方法は、マーケティング担当者が広告による販売促進を行うこと、そして、展示会に参加することも重要と言えるでしょう。このように新商品における売上高を増やすといった大きな目標に対して、取れる方法は多くあります。KPIによる経営管理では、このような方法の中からより重要な方法を選択したうえで、その方法を管理するための指標を管理します。この重要な方法(活動や事柄でも良いです。)を重要成功要因とも言います。前述した食品製造業の場合では、重要な方法として「営業担当者の新規開拓活動」を選択したとしましょう。この場合のKPIとしては、“新規活動をした回数”や新規開拓活動の成果として“見積もり提出件数”、または“新商品が導入された小売店舗数”などが考えられます。これらの指標からKPIとして、目標達成のための鍵(Key)となる指標を選びみます。このように経営計画の目標から具体的な方法である重要成功要因に掘り下げて、そこにKPIを設定することが重要です。ここまで掘り下げたKPIは部門や個人別に振り分けることでさらに日々の活動が促されます。

下の図は経営計画からKPIに掘り下げる際の考え方のイメージ図です。

KPI管理帳票の例

進捗管理していくための帳票例としては下表のような例があります。当管理帳票では、四半期ごとに各項目の行動予定と実績を記入し、その項目の評価指標も記載できるようになっています。業績評価指標の目標値・基準は年間目標としています。
月次目標が必要な場合は、別途月ごとの目標値に展開することもあります。
なお、KPIにより具体的な進捗状況を管理すると共に、業績としては、新商品の売上高なども管理します。